人材求人サイト制作に失敗する5つの共通点

人材紹介業をはじめようと求人サイトをつくったものの、うまくいかずに求職者獲得のほとんどはポータルサイト頼み、もしくは紹介事業が停止状態・・・こんな状態の会社をよく見かけます。厳しい言い方をすれば、そのような会社の求人サイトのほとんどが制作会社に丸投げ、それでは成功するわけありません。

これからの日本は全国的に人手不足の時代になります。既になり始めています。そんな時代に人材紹介業にはビッグチャンスがあります。

人材紹介事業を成功させたいですよね?
求人サイトを作って失敗する会社には5つの共通点があります。
この共通点を知ることで失敗を回避・防止することに役立てていただけると思います。
事業を失敗させないために人材紹介業の要となる求人サイト制作で失敗する5つの共通点を解説していきます。

  1. 制作会社任せにして研究を行わない
  2. WordPreesで求人サイトを制作する
  3. カテゴリーの違う職種をひとつにする
  4. サイト運営側思考が強すぎる
  5. すべてを求め、何もできない
求人サイト制作で失敗しないために知っておきたいこと

1 制作会社任せにして研究を行わない。

制作会社に任せて本当に大丈夫だと思いますか?

答えは「No」です。
制作会社はWEBサイトをつくるプロでありますが人材紹介業のプロではありません。
では、人材求人サイト制作の実績を持ち、CMS型(求人サイトが比較的に簡単に作れるシステム)まで作っていればプロと考えてよいのでしょうか?
それでも答えは「No」です。

なぜなら制作会社の技術者(プログラマー)やマネージャー(管理者)は作り手側の思考が強く、職業柄、機械的な思考が強く、本来の目的である求職者を獲得することから、いつの間にか目的が変わり、良いすばらしい機能を作ろうとする職人肌の方々が多いからです。

求人サイトはとてもすばらしい凄いシステムが必要なわけではなく、求職者がどんどん登録され手間がかからなければよいのです。

良く見かけるのが、こんな凄いことができるシステムとして「メルマガシステム・メール送受信・マイページ・履歴書保存・スカウトメールなど」があります。一見便利そうに見えますが、なぜ、こんな凄いシステムを使い失敗するのでしょうか?解説します。

1、メルマガシステム

メルマガは定期的に出しても大抵は見てもらえません。プライベートでみなさんはメールをきちんとチェックをされるでしょうか?
私は仕事柄多少はチェックしますが一般ユーザーでPCメールをしっかりと確認する方は23.6%程度しかいないそうです。
だからと言ってMMSメールアドレスに送ってもブロックされ届きもしないことも多々あります。

そして、WEBサイトから送るメルマガが恐ろしいことになる危険性があるということです。
それはメルマガを送ることでドメイン(@から後ろのxxxxx.co.jp や xxxxx.com)がスパムメールに指定されることが多々あるということです。

恥ずかしながら当社でも経験済みで、ある日、仕事で送るメールが届かなくなり、よく調べたらドメインがスパムメールに指定されてしまっていたのです。考えてみれば転職活動が終わった人にメルマガを送ってもスパム指定される率は高くなるし、邪魔なメールだけですよね。

もし、メルマガを出すのであれば別ドメインで出すべきです。

2、メール送受信

人材求人WEBサイトのメールが送れて・見れて何のメリットがあるのでしょうか?何もなく、困ることばかりです。

メールの管理は専用アプリをつかった方がファルダ分けや、やり取りをみるにも簡単です。
また複数のコンサルタントがいればなおさらです。

まして企業用・求人用にメールアドレスを分けたり、自社サイトだけではなく、ポータルサイトA、ポータルサイトBなどいろんな登録方法があり、その登録方法に合わせてメールアドレスを分けることもあります。しかも、必ずしも全ての登録方法でメールの送受信のシステムにデータが入れられるとも限りません。そんな単純な事で仕事が成り立つはずがないのです。

メール送受信の仕組みの入った人材紹介WEBシステムをつくる制作会社は本当に人材紹介事業をまったくわかっていないと思います。このようなシステムは大抵使いにくく、実務には使えないものに仕上がっています。よくいう矛盾システムですね。

3、マイページ・履歴書保存(ログイン機能)

実は弊社が制作したWEBサイトにも昔はありました。マイページが必要だと思い込んでしまう理由はECサイトに当たり前についているからです。しかし、ECサイトで5,000円程度の物を買ってもらう事と転職を斡旋していく事は人生においての重要度が全く異なり、登録のロジックも変わります。

弊社サイトでも備えていたマイページ・履歴書(ログイン機能)を撤廃した理由はメールアドレスをIDにしてしまうと2度目の登録出来ずにサイトからユーザーが去っていってしまうからです。

この記事を読んでいただいている方も1度は経験されていると思いますが、登録した記憶がないサイト(記憶がないだけで実は登録していた)でいろいろ入力して登録ボタンを押したら「このメールアドレスは既に登録済みです、ログインページからID・パスワードでログインしてください」というような文章が表示されたことはないでしょうか?

確かに、ログイン画面に行って、パスワードが分からなければパスワードの再発行など出来ますが、ここがECサイトとの違いです。登録が出来ないとサイトから去っていってしまうことです。まして、ECサイトの「住所」「名前」「電話番号」程度ではなく「雇用形態」や「希望職種」など様々なことを入力させておいていざ登録しようとしたら、登録できませんではもう今日はやめようとなりませんか?今日はやめよう=もうやめようです。

ならば、先にログインの認証をして・・・そもそもの考え方が違います。転職を考えているユーザーだけではありませんが、ユーザーは自分の情報がサイト上に残る事を嫌がります。ましてECサイトではないので転職を繰り返したいと望んで求人サイトに登録しているユーザーはまずいません

ですので、やはりログイン機能は求職者獲得にはマイナスです。

4、スカウトメール


スカウトメールシステムも10年ぐらい前は利用していましたが、あまり効果がありません。

エン転職やリクルートなどのサービス規模で行えばある程度の効果が得られますが、それを行うには圧倒的な求職者の集客力が必要になります。中小企業の求人サイトでは圧倒的な集客力はほとんど見込めませんし管理にコストがかかります。

スカウトメールシステムを利用するのであれば、③で説明したマイページも必要になりますし、「スカウトメールがありました」というメールを送らないと意味がありません。

マッチング機能のあるアプリ型にして自動でメール配信したとしても②で説明したスパムメールにされるリスクもあります。スパム判定の一つの基準としてエラーアドレス(アドレス間違いや存在しないメールアドレスなど)を除外せずに送る行為がありますので、常にエラーメールをチェックし管理をしなければいけません。

これだけのコストに見合う反応があればいいのですがまず無理です。まずは求職者を担当したコンサルタントが定期的に連絡をとり、しっかりした人間関係を作ること、定期的な掘り起こしを様々な方法で行うことをおすすめします。

2 WordPreesで求人サイトを制作する

どうしてWordPreesで求人サイトを制作する会社が失敗するのでしょう?これは私達が実際にWordPressでサイトを作り、経験した感想で私の周りでも多くの方が失敗し行きついた結果です。

WordPressでサイトを作ると1年、2年の短期間ではそれなりによいのですが、WordPressの最大の欠点としてそのままでは「続けていけない」しかし「変化しにくい」点です。
これはとても重要ですので別コラムで説明をしていますので参考にしてください。

WordPreesで失敗する求人サイト

3 カテゴリーの違う職種をひとつにする。

企業のオフィシャルサイトと求人サイトがひとつになっているパターン、もしくは地域の総合求人サイトと考え作った人材求人WEBサイトです。この形にするといろんな職種がひとつの求人サイトにまとめられ一見すると使いやすそうなサイトです。しかしなぜ、このパターンが失敗するのでしょう。

1、企業オフィシャルサイトと求人サイトがひとつのパターン。

このパターンは派遣会社の方々に多くみられるWEBサイトです。
これは意識している先が求人側(企業側)に向いているからです。派遣は求人側(企業)に説明するのも求職者に見てもらうのも一つのサイトがベストですしコストもかかりません。しかしこの形で求職者を集めようとしても求職者を集めることができませんし、求職者は違和感を感じ登録をためらいます。

2、地域の総合求人サイトと考えている人材求人WEBサイト


これは地域に特化しているので成功しそうですがやはり失敗する(求職者が集まらない)パターンです。

理由は派遣と違うということです。

派遣は専門職以外ではこの仕事がしたいと考えるのではなく、給与・待遇・休み・地域などの条件で選びますので、「地域名 派遣」などで検索をしますので、地域の総合求人サイトでもよいでしょう。しかし正社員(人材紹介のメインターゲット)が仕事を探すときは「システム開発 求人、病院事務 求人、企業名 求人」等で検索をします。その時に何でも屋の総合求人サイトは検索にヒットしにくく、求職者に発見してもらえないのです。

でも、「大手は総合求人サイトでも成功していますよね?」と考える方いますが、大手は専門の部門がPDCAを回しながら改良を頻繁に行います。そして、求人情報の更新力はもちろんのことオウンドメディア・アフィリエイト・リスティング・SNS等の様々な集客方法を使い、求職者を集めています。もちろんこの様々な集客方法にも個別に専門の部門がありますので中小企業では無理な話です。

また、医師・看護師・薬剤師など超売り手市場(利益を大きく産める市場)では、大手もそれぞれに特化した求人サイトに力を入れて作っています。まして、今の日本は全国的に人手が不足している売り手市場状態です。様々な職種で人材紹介業は利益を上げていける業態です。それ故に専門サイトが乱立していますので中途半端な総合サイトでは人は集まりません。

ただ、中小企業の総合求人サイトでも成功する可能性があります。それはアナログで人を集め、WEBに集中させブランド化していくパターンです。しかし、これはコスト・時間がかかりますし将来に渡っても成功するかは疑問です。

4 サイト運営側思考が強すぎる

まずはサイト運営側思考を弱くすることではなく、徹底した求職者側思考を強くすることです。求職者側思考を強くすれば必然的にサイト運営側思考は弱まります。では求職者側思考を強くするとは具体的にどんな事でしょう。
答えは求人サイトがなるべくコストかけず、獲得したい求職者を登録させられるようなサイトにすることです。

これだとまだ、運営側の思考になっていますので、さらに分解して考えましょう。

今はWEBにしろアナログにしろ、求人サイトに訪問してもらうのにかなりのコストがかかります。1クリック1,000円で1ページだけ見て数秒で他サイトにいかれてしまったら割に合いません。いかに訪問したユーザーに何ページも見てもらうか、自分に合う求人がなくても「このサイトに登録しよう」と思わせるWEBページを作らなければライバルが少ない地方でも集客はできません。利用者がどうしたら登録(コンバージョン)したいと思うのかを第1に考えることです。

例えば登録フォームを考えるだけでも多々あります。
登録フォームの項目、項目の必須、登録フォームの種類、フォーム・ボタンの名前などです。

1、登録フォームの項目

運営側から考えればたくさんの項目を入力してほしいところですが、求職者側で考えればあまり多いと面倒だなと感じてしまいます。後でヒアリングして済むことは入力させないようにします。

2、項目の必須

普通はメールアドレスを必須項目にします。運営側から考えると絶対に必要な項目と考えますが、競争が激しい職種では電話番号は必須だけどメールアドレスは必須にさせず勝ち続けている会社もあります。

3、登録フォームの種類

サイト運営側は1種類のフォームかもしくは数が少ないほうが管理面で楽です。
しかし、求人詳細ページにフォーム(応募ボタンではなく入力フォーム)をつけておいた方がコンバージョンが高くなることがわかっています。
また、フォームもページによりいろいろパターンを変えてコンバージョンを高くできるようなフォームにする柔軟性が必要です。

4、フォーム、ボタンの名前

運営側からはフォームの名称は「応募フォーム」、最後にクリックするボタンは「応募」にしたいというのはよくわかります。

しかし、求職者からすると質問・疑問があり、そこを明確にしてから前に進めたい方がほとんどです。(質問の内容が運営側のちょっとした入力間違いにより生まれた質問だとしてもです)

そんな方々にはっきりと希望を決めて、腹をくくってから応募してくださいというような対応であれば当然応募の数も少なくなりますし、ライバル会社にまずは相談くださいというような柔軟な姿勢のページであれば迷っている求職者はライバル会社へ行ってしましまいます。

このように求人サイト制作するにあたり、フォームについて簡単に挙げただけでもこれだけの改善点があります。ましてサイト全体であれば気をつけなければいけないポイントが相当数あります。制作会社任せの求人サイトではこういった視点には気付かず運営者側思考が強いサイトになってしまいます。

5 すべてを求め、何もできない

人材紹介会社の登録者は財産

人材求人サイトの立上げを考え、ネットで調べるとたくさんの情報がでてきます。実行した方がよいと出るものとして、ブログ・コラム・facebook・twitter・LINE・オウンドメディア・メルマガ・多様な広告などなど本当に実行した方がよいのでしょうか?

どのツールを使用するにしても、極めていかないと本当の効果は得られません。当社でもほとんどツールを使用していますが、それぞれを極めていくのは難しく、何より極めてもすぐに機能が変わってしまったり、新しいツールが出てきてしまいます。

そして大事なのは、利益がでるかどうかで「いいね」「シェア」の数ではありません。しかし、競争心から目的が変わってきてしまいます。

今のWEBの世界では猫も杓子もWEBマーケティングについて語って情報発信をしていますが人材ビジネスの実体験に基づいたものは皆無です。

一般的な話で広まれば広まるほど、噂は大きくなりビジネスも流行りに乗らなければ損という風潮になっていますが、自社の職種・顧客の特徴・規模・人材のレベルなどを冷静に考え、真に利益がとれるものはどのようなやり方なのか考えていくべきです。

その中で自社の人材求人サイトは絶対に制作し育てていくべきです。大きな理由は他社が運営する人材ポータルサイトでは単なるスポット的な広告費で終わり、自社の財産としてはほとんど残らないからです。

ポータルサイトは魅力的な求人を掲載すれば、そのサイトに登録している求職者が多くいるので比較的簡単に求職者を得ることはできますが、その求職者はポータルサイトの会員で自社の会員ではありません、回遊するのも他社のサイトであり自社のサイトではありません。

ある程度の広告費をかけてでも自社の人材求人サイトで集客することで、自社の顧客になりますし、サイト内を回遊してくれることによりサイトの価値も上がります。そのため短期的なものだけに終わらず、未来への投資にもなります。

そして、特定の職種の中で上位に定着すれば毎月黙っていても登録がやってきます。例えば愛知県で介護の求人サイトなら○○サイトとなれば低コストで求職者を集客できます。まずはあれこれせず、効果のあるやり方でしっかり集客を行い小さくはじめ大きく育てる。人材求人サイトはこれが1番です。

求人サイト制作で注意すること
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